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かりあげクン

 「かりあげクン」は、双葉社の青年誌「アクション」に連載されている植田まさし原作の4コマ漫画で、アパート・富士見荘に住んでいる、ほんにゃら産業営業課勤務の平凡な独身サラリーマン「かりあげ正太」の日常を、ギャグやいたずらでつづります。
 「かりあげクン」は、平成元年から翌2年にかけてCX(フジテレビ)系のアニメ版(フジテレビ・東映製作)が放送され、製薬会社のCMにも出ていました。そのアニメ版の主な登場人物は、次の通りです。
登場人物声の出演コメント
かりあげ正太塩屋翼主人公で、黒のチェック模様の青いズボンがトレードマーク
ほんにゃら産業木村課長野田圭一色黒で、きまじめでカタく、少し短気
古川難波圭一色白で、眼鏡を付けていた
佐藤堀川亮古川より少し色黒で、古川よりはまじめ
立川佐藤浩之新入社員だが、出番は先輩達より少なかった
鈴木ヒサエ渡辺菜生子営業課のアイドル的存在で、ピンクのブラウスに黄緑のスカート。
村田太子江森浩子「むらたふとこ」と読む。名前の通り太っていて、眼鏡を付けていた。黄色のブラウスに赤のスカート。
木下社長八奈見乗児赤蝶ネクタイをしている
カヨ子川浪葉子社長秘書で、白色のブラウスに青のスカート。
大竹係長大竹宏係長でありながら、出番は最も少なかった
富士見荘大家2人の孫を預かっているが、かりあげの家賃滞納に悩む
もみあげ山田恭子大家の孫で、おかっぱの兄で、かりあげを「からあげ」と呼ぶ
おかっぱ萩森絢子大家の孫で、もみあげの妹で、兄と同じくかりあげを「からあげ」と呼ぶ

※声の出演は敬称略。アニメ版では、ほんにゃら産業は当初「ほんにゃら商事」だった

 さて、アニメ版の「かりあげクン」では、本来ならば全員が揃って登場するべきなのに、話によっては、営業課で登場しない社員が出てきます。話に直接関係ない何人かが少しくらい欠けているのならまだしも、大竹係長や立川の非登場はあまりにも多すぎました。本来ならば彼らがリストラの対象にされて当然なのに、何ら処分を受けないのは不自然だと思います。他に新入社員が営業課に入ったシーンがありましたが、アニメ版では彼らがそれ以降登場することはありませんでした。これでは「何のために新入社員を入社させたんだよ!」と言いたくなります。せめて試用期間だけでも登場させるべきでした。
 かりあげが住んでいる富士見荘でも、不思議に思うことがありました。大家の孫もみあげ・おかっぱ兄妹です。この2人は、年齢的に4、5歳くらいと推定されます。2人の名前はまことに変わったものがあると思いますが、不思議なのは2人の両親が登場していないことです。もみあげとおかっぱが赤ん坊だった頃、かりあげが富士見荘に住み始めたとされますが、ここでも両親は出てきませんでした。もしかすると、彼らの両親は、かりあげが富士見荘に住み始めた頃に死んでいたのではないかとも考えられますが、やっぱり両親を生きて登場させるべきだったとも思えます。
 なお、「かりあげクン」と類似の漫画に、芳文社の青年誌「まんがタイム」に連載されていた植田まさし原作の4コマ漫画「のんき君」もありましたが、内容は「かりあげクン」とほとんど変わりません。ただ、最後は主人公「のんき三郎」が大阪転勤で終わりとなりました。ちなみに、「まんがタイム」に連載されていた植田まさし原作の4コマ漫画は、「まさし君(アルバイトをいろいろとやる大学生)」「おとぼけ課長(現在連載中)」があります。
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